今から約２０年位前の話

実家に行ったとき母が「ハワイに行ってみたい」と一言つぶやいたので、即私の家族と一緒に行こうよ、という事になり母の海外旅行準備が始まった。

第一にパスポートを取る事からね。
父に助言をしてもらい頑張って着々と心ウキウキで楽しそう。「憧れのハワイ航路♪」

１１月飛行機は比較的空いていて母は普通シートを３席伸ばしてもらい、横になった状態でゆっくり睡眠
出来ました。
客室乗務員さんの配慮のお蔭でした。

時差ぼけを経験して日中眠くて「時差って初めて」なんて得意そう。

ホテルはシェラトンのスィートで４泊
夫は英語が話せるので食事の不便もなく毎食お昼は何食べたい？夕食は？明日は何時に起きようか・
母の思いのままに我儘を全部聞いて夫は甲斐甲斐しく本当に良く尽くしてくれました。

・ワイキキを歩き
・圧巻のマジックショーでは最前列のテーブルでマジシャンに握手されて両手を顔に当て大喜び
・免税店では抽選会で、くるくると矢が刺さり、サンローランの時計をゲット

「いい～　写真を撮られる時は、今が一番幸せって顔をしてね～」
今でも実家の床の間にあの時に写真が額に飾られて置いてあります。

英語の堪能な夫を尊敬の眼で、甘えたい放題の４日間でした。

母は８４歳で6年前の今日他界しましたが、最後までその時の思い出を胸に抱いてくれていました。

私も夫も子供も本当に楽しんだ6日間でした。

母の旅費は兄姉がプレゼントしてくれました。すみません。ありがとう。