蜂その2

2016.08.13

蜂その2

蜂に刺された!

8月12日午前9時過ぎ、エアコンの設置業者の方が来た。

これまでは実家に戻った時に仕事をするのはエアコンのある居間であったが、

空き部屋を仕事部屋にしようと思い、その部屋にエアコンを設置することにしたからだ。ところがアコンの設置業者の方曰く、蜂がいるのでエアコンの設置が出来ない、 蜂の駆除をしてほしい、その後に設置するとのこと。

蜂の確認をしに行くと確かに室外機の設置予定の場所の近くに

蜂が数匹飛び回っていた。

どこに蜂の巣があるかと見ようとした瞬間、左足かかとの内側がチクリと痛い。

見ると蜂が刺しているではないか。

急いでその蜂を叩くと、すぐさま同じ左足の反対側かかとの辺りを数回刺された。

最初のチクリの直後、左足に激痛が走る。激痛と同時に刺された所に心臓があるかのように

血管が早鐘の様な動きをしている気がした。本当の心臓はそんな感じでは全くないのだけれど。


病院に行かないとまずいと思い、右足は靴で左足はサンダル履きで足を引きずり車で病院へ。

受付から診察までの時間がこれほど長いと思ったことはなかった。とにかく酷い痛みだ。

看護士さんが血圧と血中の酸素濃度を測りにきた。

血圧上199、下100、初めて見る値だ。

血中の酸素濃度は正常との事。

別の看護士さんが刺された場所を冷やす様にと氷のはいった袋を持ってきてくれた。


やっと診察。

先生「どんな蜂に刺されました?」

私「名前は分かりません。体長が3cm程度で黄色の蜂でした!」

その時初めて私は、蜂と言えばミツバチかあしなが蜂しか知らない事を知った。

注射はされず、軟膏の処方箋をもらい、購入後直ちに薬局で塗り、自宅では

バケツに氷水をいれ、ビニール袋に足を入れてそのまま冷たいバケツの中へ。

冷やしながらネット検索だ。

なんという名前の蜂だろうか、駆除する方法は等等。

分かったことはこの蜂は「スズメバチ」だという事、更にこの「スズメバチ」は私の大切なミツバチをも攻撃し、壊滅させるとのこと。許せん! 名前もスズメバチではなく毒蜂が良いと思った。

駆除には防護服が必要なこと、ネットで買っても、実家にいる間に届く保証がない事だった。

駆除の専門業者も、まず見積、そして駆除の際に私の立会が必要との事。これも時間的に無理だ。


文:田辺 熱