[新型コロナ関連論文]COVID-19中におけるフェイスマスクに触れる行動：パリの公共移動サービスの乗車客の観察研究：フランスのマスクタッチ研究

2021.05.27

サイエンスブログ

2021.05.27

　世界保健機関は、COVID-19感染防止にフェイスマスクを有効な戦略とし、同マスク着用中に手で触れないことを最も良しとしているが、この実施はなかなか困難であるようです。

そのため、本研究は、2020年5月4日～25日の期間に、パリの地下鉄と電車の乗客182人が、手でマスクに触れる頻度を調査しました。

その結果、48％の人々が、1時間に15回マスクに触り、その内、8％の人々が、消毒液で手を消毒していました。

以上から、マスクを手で触れる行動は頻繁であるが、その後の手の消毒は稀であるとわかりました。

マスク使用に関するコンプライアンスを向上させる必要があるようです。

ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクよりご参照くださいませ。