2021.02.15

本論文では、地下鉄利用者や人口密度、特定の場所といった異なる環境要素が

NY市の一人当たりのCOVID-19感染率と関連しているかを確認することを目的

に、2020年4月から5月の間に、177人を対象にした空間ラグモデルによる調査

を実施しています。

調査の結果、特定の場所では、市の他の場所へのウィルスの伝搬を間接的に促

進するだけでなく、流行初期には近隣への高い感染率にも関係をしていたそうです。

政策立案者は、流行初期における多人数世帯の多い地域では、住民の移動にも

配慮を強めるべきと提言しています。

参照論文：Subway Ridership, Crowding, or Population Density: Determinants of

COVID-19 Infection Rates in New York City

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0749379721000593