[新型コロナ関連論文] COVID-19から回復した患者のSARS-CoV-2 IgG抗体の生産に関係する要因

[新型コロナ関連論文] COVID-19から回復した患者のSARS-CoV-2 IgG抗体の生産に関係する要因

2021.02.03


本論文では、COVID-19患者におけるSARS-CoV-2抗体の生産に影響を及ぼす

要因を評価しております。

COVID-19の重篤期または回復期に、酵素結合免疫吸着測定を用いる

SARS-CoV-2スパイク蛋白抗体測定の治療に同意して回復した患者における、

上昇した抗体力価に関係する要因と、COVID-19発症日と抗体力価の発展状況を

評価しております。

その結果、急性期中の最大の炎症や組織壊死によって増加する血漿マーカー

タンパク質であるC反応性タンパク質(CPR)レベルの高値、男性、糖尿病と、

上昇抗体力価との関係性が判明しました。

抗体力価は、症状の発症後の最初の56週間で最高値になる傾向があるそうです。

 

ご興味のある方は、以下より論文をご参照くださいませ。

 

参照論文:Factors associated with anti-SARS-CoV-2 IgG antibody production in

patients convalescing from COVID-19

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1341321X21000143