[新型コロナ関連論文] COVID-19と診断された母親の新生児の出産に関するコホートにおけるSARS-CoV-2伝搬の管理とリスク

[新型コロナ関連論文] COVID-19と診断された母親の新生児の出産に関するコホートにおけるSARS-CoV-2伝搬の管理とリスク

2021.02.10

本論文では、SARS-CoV-2の、母親から新生児へ伝搬する母子感染のリスクと、

スペイン新生児化学学会の奨励に従った新生児への処置の有効性を確認するため、

COVID-19罹患の73人の母親とその75人の新生児に対するコホート研究について

書かれています。

その結果、産後に、68%の新生児にカンガルー・ケアが実施され、80%が入院中に

完全母乳保育を行ったものの、出産時における新生児のPCR陽性は無く、出生後

14日目に一人の新生児に無症状性のPCR陽性が確認されたのみでした。

以上から、母児同室や母乳保育に関するスペイン新生児化学学会の奨励に従った

新生児への処置に従うとき、母子感染のリスクは低いことが明らかになりました。

 

ご興味のある方は、以下より論文をご参照くださいませ。

 

参照論文:Epidemiology, management and risk of SARS-CoV-2 transmission in a cohort

of newborns born to mothers diagnosed with COVID-19 infection

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2341287921000090