[新型コロナ関連論文]入院患者と非入院患者における重症感染6か月後のCOVID-19後の症状(COVID-19後遺症)

[新型コロナ関連論文]入院患者と非入院患者における重症感染6か月後のCOVID-19後の症状(COVID-19後遺症)

2021.06.30

 本研究は、感染から6か月後のCOVID-19後遺症の症状の流行と関係要素を評価することを目的としています。

 このため、双方向性研究を実施し、599人を対象に、インタビューにより、20203月から5月の期間に、Udine病院(イタリア)の成人の入院患者と外来患者のCOVID-19感染から6か月後の後遺症の症状を調査しました。

 また、SARS-CoV-2に対するIgG抗体も、6か月後にインタビューと同時に評価されました。

 その結果、COVID-19後遺症の症状の回復は、40.2%でした。

 IgG抗体の存在は、著しく6か月後のCOVID-19シンドロームに関係し、SARS-CoV-2 IgG力価は、後遺症のない人々と比較して、後遺症に苦しむ人々に、かなり高かったことがわかりました。

 女性は、COVID-19罹患時の症状の数が増加し、集中治療室への入院は、全て、COVID-19後遺症の独立したリスク要素でした。

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