2021.11.26

　皮下注射剤 薬物動態シミュレーション装置Scissorでは、ヒトの皮下組織をin vitroで再現するために専用のカートリッジを使用します。

　こちらのカートリッジは中を見ることが出来る透明な仕様になっており、外側にありますチャンバーを通しても、その中を確認することは可能です。

　ヒトで試験をした場合、皮下組織内の様子を直接視覚的に確認することができないため、この点で非常にユニークな仕様となります。

　特に徐放性製剤の場合、皮下組織で意図した凝集が起こっているかを確認できることから、Scissorを活用されるケースがグローバルでも見受けられます。

　実際にその実例が掲載されているのがこちらの論文です。

　Glatiramer acetate persists at the injection site and draining lymph nodes via electrostatically-induced aggregation - ScienceDirect

　ご興味をお持ちいただけましたら、是非こちらをご参照くださいませ。