[新型コロナ関連論文]COVID19流行における感情の変化:USAと中国における第4波縦断研究

[新型コロナ関連論文]COVID19流行における感情の変化:USAと中国における第4波縦断研究

2021.08.02

 

 COVID-19流行に関する人々の感情や行動の軌道を追うことは、いかに人々が危機に対して対応したかを強調し、その影響を評価し、予防行動が長期間にわたって促進され維持されるかの深い理解を提供します。

 このことから、本研究は、COVID-19流行の様々なステージにわたる感情の変化と、感情反応と情報獲得により予測されるに予防行動の程度を調査しました。

 このため、USAと中国において、COVID-19流行の4ステージに亘り、感情、生活満足度、予防行動、COVID-19流関係情報の獲得を測定しました。

 この結果、退屈、不安、恐れ、心配が、共通のCOVID-19流行への感情反応であり、興味深いことに、これら感情は、COVID-19の感染率や死亡率を反映していませんでした。

 COVID-19ウィルスの伝搬につれての否定的な感情は、直ぐに通常に戻りました。

 この結果、人々の予防行動は、COVID-19流行の発生時の恐れ、不安、心配により予測されました。

 反対に、COVID-19に関する情報と知識の獲得のための行動は、両国において、より永続的な効果が確認されました。

 

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照下さい。

 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0277953621005542