[新型コロナ関連論文]COVID-19蔓延中に看護師の感情的苦痛に関係する要素

[新型コロナ関連論文]COVID-19蔓延中に看護師の感情的苦痛に関係する要素

2021.09.29

 

 看護師は、COVID-19の最前線の医療従事者です。

 本研究は、COVID-19蔓延中のサウスダコタ州の看護師における感情的苦痛の有症率とその関係要素を調査するものです。

 このため、COVID-19蔓延中の20207月~8月に、約1,500人の看護師に対して、オンライン調査を実施し、落ち込み、心配、ストレスレベルを用いて、心理的な苦痛を評価し、COVID-19蔓延による仕事満足度、業務環境、病院でのCOVID-19患者数、心理状況の悪化の心配等により更にグループ化しました。

 この結果、全体の22.2%が感情的苦痛を訴え、その内訳は、15.8%が不安、14.5%が鬱、11.9%がストレスでした。

 中度から重度の感情的苦痛に関係する要素は、精神状態の悪化の心配、業務の満足度、業務における大勢のCOVID-19患者との出会い、COVID-19蔓延への心理的準備の不備、同病へのコンタクトでした。

 以上から、本研究は、看護師の心理的苦痛の高い有症率を提示し、それに関係する要素を強調しています。

 適切な支援の促進は、看護師の心理的苦痛の減少のために必須であり、COVID-19蔓延中の心理的な健康を将来の病気の蔓延のために促進すべきと本論文では結論づけています。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照くださいませ。

 Factors Associated with Nurses Emotional Distress During the COVID-19 Pandemic - ScienceDirect