[新型コロナ関連論文]COVID-19蔓延中にニュージーランドの若者を支援するための幸福アプリ(well-being app)の予備的実験

[新型コロナ関連論文]COVID-19蔓延中にニュージーランドの若者を支援するための幸福アプリ(well-being app)の予備的実験

2021.11.08

 

 幸福アプリ(well-being app)は、COVID-19蔓延のため、対面式の介入が制限されている現在、若者のメンタルヘルスの向上に前途有望で拡張可能なアプローチとされています。

 WHITU (meaning 7 in the New Zealand Māori language Te Reo) が、こちらのアプリを開発しました。

 このアプリは、7モジュールから成り、若者が、ストレス対処方を学んだり実践したりするのをサポートするものです。

 本著の目的は、プロトタイプである同アプリの受容性・有用性・予備効果を疫学的に調査することです。

 このため、1625歳のニュージーランドの若者20人を対象に、同プロトタイプアプリを6週間試用させ、その後、うつ病・不安・ストレス・自身への思いやり、楽天主義、睡眠の質を評価しました。

 更に、1630歳の21人の若者に対してグループディスカッションを実施し、アプリの使用性と文化的な受容性をフィードバックしました。

 その結果、同プロトタイプアプリは、若者の複数次元の幸福を向上させるのに有効なアプリである可能性があることが判明しました。

 また、外見と感触・文化的内容と搭載内容は、グループディスカッションによる質的なフィードバック結果によって成されました。

 ご興味をお持ちいただけましたら、以下のリンクをご参照くださいませ。

 Pilot study of a well-being app to support New Zealand young people during the COVID-19 pandemic - ScienceDirect