[新型コロナ関連論文]COVID-19による第1次イタリアの都市封鎖中の社会的活動と家庭でのエネルギー使用

[新型コロナ関連論文]COVID-19による第1次イタリアの都市封鎖中の社会的活動と家庭でのエネルギー使用

2021.12.20

 

 COVID-19蔓延初期の間、自治体は大規模なエネルギー消費者となりました。

 一般的に、エネルギー需要は低下したが、COVID-19蔓延の間にエネルギーのほとんどを使用したユーザーは、過去と比較して、家庭にて変化があった人々でした。

 如何に、都市封鎖中にエネルギー消費へ影響する世帯の習慣は変化したか?全ての家庭において、エネルギー需要は変化したのか?何の要素が、日々の世帯の習慣における変化とエネルギー使用における変化の説明をし得るのか?これら質問に答えるため、本著は、第1回都市封鎖中にイタリアに在住する約3,500の人々からの質問票記入を通して、日々の生活習慣とエネルギー消費における変化を調査しました。

 得られた結果は、世帯のエネルギー消費は、過去の社会活動アプローチから解釈しました(例:調理)。

 その結果、COVID-19蔓延の間に家庭で過ごす時間が増えて、エネルギー消費が上がったこと、都市封鎖中の社会活動である調理は、日々の生活を再平均化したこと、世帯の社会経済的特質は、エネルギー消費に影響を与えたこと、また、スマートワーキングとエネルギーの効率性は、エネルギー需要と共に関係性があることが判明しました。

 これらの結果は、COVID-19蔓延期間中のエネルギー需要の解釈の理解に役立ち、持続的エネルギー転換に係る政策策定に役立つとされています。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照くださいませ。

 Social practices and energy use at home during the first Italian lockdown due to Covid-19 - ScienceDirect