[新型コロナ関連論文]批評的なCOVID-19流行中の死亡率の国レベルの決定要素

[新型コロナ関連論文]批評的なCOVID-19流行中の死亡率の国レベルの決定要素

2021.08.19

 

 米国のジョンホプキンス大学によると、COVID-19は、94,000,000人の感染者と2,000,000の死者を出しました。

 世界中のCOVID-19による社会的経済ダメージの大きさのため、著者らは、COVID-19流行中の批評的な国レベルの死亡率の決定要素を分析し、死亡率に対するCOVID-19流行と医療に配分されたGDPの影響、教育、ジェンダー、文化的要素、医療従事者の人数と、死亡率と社会経済的状況の関係を調査しました。

 その結果、権力格差、個人主義、ジェンダー、年齢が、他の社会経済的要素よりも、死亡率に影響を及ぼしていました。

 また、著者らは、調整機能としての都市封鎖を用いて、同様の分析を実施、その結果、都市封鎖レベルがより重要な調整効果を、社会経済的要素よりも、文化的要素に対して持っていることがわかりました。

 しかしながら、各要素の感度に関しては更なる研究が必要です。

 本研究結果は、医療団体、行政、政策決定者が、COVID-19流行への戦いと管理をするために、必要な対策を取ることを支援しています。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照くださいませ。

 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2212420921004684