[新型コロナ関連論文]中国都市部におけるCOVID-19都市封鎖中の団体における健康コミュニケーションと信頼

[新型コロナ関連論文]中国都市部におけるCOVID-19都市封鎖中の団体における健康コミュニケーションと信頼

2021.11.18

 

 コミュニティ・レベルにおける健康情報の効果的な伝達は、病気の蔓延期間における都市のガバナンスのレジリエンスを形成するために重要です。

 本論文は、如何に3つのスタイルの健康コミュニケーション(①伝統的な政府によるコミュニケーション(TAC)、②ソーシャルメディアによる政府によるコミュニケーション(ACSM)、③ソーシャルメディアによる双方的コミュニケーション(ICSM))が、都市封鎖最中の、コミュニティ管理者と科学者といった異なるタイプの団体への公的信頼と関係しているかを調査しました。

 この調査は、20202月に、都市封鎖間もない中国都市部の4,595人の参加者を対象にオンラインで実施されました。

 この結果、TACは、人々の信頼維持に、コミュニティ管理者らと科学者らの両方に対して重要な役割を担っている事が判明しました。

 政策立案者、政府、医療従事者は、TACを放棄すべきではなく、その改善に大きな努力を注ぐべきであると結論づけています。

 更に、聴衆であるターゲット人口が何を「良いコミュニケーション」と理解しているかを、コミュニケーション実施前に理解する必要性を強調しています。

 ご興味をお持ちいただけましたら、以下のリンクをご参照ください。

 Health communication and trust in institutions during the COVID-19 lockdown in China's urban communities - ScienceDirect