[新型コロナ関連論文]リモート・テレワークとフローの経験の調査:テクノストレスと寂しさの役割

[新型コロナ関連論文]リモート・テレワークとフローの経験の調査:テクノストレスと寂しさの役割

2021.09.17

 

 2020年初頭以来、COVID-19蔓延は、世界中の多くのビジネスのICTの利用とリモートワークを促進してきました。

 リモートワークが、ICTへの高い要望と対面式の相互作用の減少の引き金となっているのが明らかな一方、これらが及ぼす、従業員の主観的な精神的経験、満足感や集中、フロー(完全に浸り、精力的に集中している感覚)等について良く知られていません。

 このことから、本研究の目的は、2つのストレス要因、テクノストレスと寂しさ、の導入により、リモート・テレワークと従業員のフローの経験の関係を理解し調査することです。

 このため、トルコの金融セクターで働く202人を対象に情報を収集しました。

 この結果、リモート・テレワークの経験は、従業員のフローのレベルにかなりの正の影響を及ぼすことが判明しました。

 テクノストレスと寂しさは、連続的にリモート・テレワークとフローの関係性を調停し、低いフローのレベルをもたらします。

 実際には、リモート・テレワークの状況と従業員の健康や幸福の向上がフローの実践に必要であると本論文では結論づけております。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照くださいませ。

 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0747563221003435