[新型コロナ関連論文]タッチ(触れること)への恐れと売買への影響:COVID-19蔓延が消費者反応に影響を及ぼして果実や野菜を購入する時のタッチの可能性の役割に影響を検証する

[新型コロナ関連論文]タッチ(触れること)への恐れと売買への影響:COVID-19蔓延が消費者反応に影響を及ぼして果実や野菜を購入する時のタッチの可能性の役割に影響を検証する

2021.11.25

 

 COVID-19は、多方面で消費者行動へ影響を及ぼしました。

 一番の公衆衛生的処置は、社会的接触と実際の接触の最小化です。

 著者らは、COVID-19蔓延中に導入された、新鮮な野菜や果実等の腐敗しやすい食品の消費者の買い物行動と支払いに関して、「触れること」の制限のインパクトを調査しました。

 このため、729人の参加者からオンライン実験によりデータを収集し、COVID-19蔓延前後の状況を比較しました。

 この結果、COVID-19蔓延前と比較して、蔓延後は、購入の可能性・満足レベル・購入することの自信に関して、買い物行動の反応が著しく減少した事を明らかにしました。

 COVID-19蔓延状況にある実験参加者が、新鮮な果実や野菜等へ「触れること」を著しく少ない報告をしたように、「触れること」の実施の可能性は、COVID-19蔓延状況と買い物行動の繋がりを示しました。

 これは、結局、買い物行動の好意への減少となっています。

 実験参加者は、また、現金による触れて支払いをすることに対する好意の減少と、同時に、触れることの少ない支払いクレジットカードやスマートフォンでの支払いに対する好意の向上を報告しました。

 これら結果は、消費者の買い物行動へ影響を与える人々の触覚的な面の理解へ寄与し、小売業者と食品業界で働く人々への重要な含蓄を提供します。

 ご興味をお持ちいただけましたら、以下のリンクをご参照ください。

 Touch, threats, and transactions: Pandemic influences on consumer responses and the mediating role of touch likelihood when shopping for fruits and vegetables - ScienceDirect