[新型コロナ関連論文]オーストラリア人口サンプルにおける自殺願望へのCOVID-19蔓延の影響

[新型コロナ関連論文]オーストラリア人口サンプルにおける自殺願望へのCOVID-19蔓延の影響

2022.01.27

 

 COVID-19蔓延のメンタルヘルスへの直接的、間接的な影響は考慮されるべきですが、深刻な都市封鎖の最中に、如何にコミュニティにおける自殺願望に影響されるのかは不明瞭でした。

 本研究は、COVID-19蔓延中のオーストラリアの人口における自殺願望のリスク要素に関するデータを提供するものです。

 このため、20203月~6月(第7波)と、20213月(第8波)の12週間に、オーストラリア人成人1,296人を対象に、自殺願望をもつ人口統計的、また、COVID-19蔓延関連のリスク要素を調査しました。

 その結果、都市封鎖中の自殺願望は高く、しかし、~18%であり、20213月には16.2%でした。

 COVID-19の直接的な経験(テストや診断、感染者とのコンタクト等)がある人の自殺願望のリスクは高い結果と出ました。

 COVID-19蔓延と関係の高い仕事、社会的減損処理、最近の逆境、孤独、若さが、この期間の自殺願望に関係性があったとされます。

 このことから、COVID-19の直接的、間接的な影響は、自殺願望の増加に関係があるが、その普及度は、時期によって様々であったことが判明しました。

 本研究サンプルの高い自殺願望は、メンタルヘルス支援の重要な必要性を意味し、COVID-19蔓延中のそのリスク要素の見識を提供しています。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照ください。

 Effects of the COVID-19 pandemic on suicidal ideation in a representative Australian population sample–Longitudinal cohort study - ScienceDirect