[新型コロナ関連論文]UKのCOVID症状研究アプリ使用者におけるワクチン接種後のワクチンの副反応とSARS-CoV-2感染:前向き観察研究

[新型コロナ関連論文]UKのCOVID症状研究アプリ使用者におけるワクチン接種後のワクチンの副反応とSARS-CoV-2感染:前向き観察研究

2021.07.02

 ファイザーとBioNTechによるCOVID-19ワクチン (BNT162b2)と、オックスフォードとアストラゼネカによるCOVID-19ワクチン(ChAdOx1 nCoV-19)は、素晴らしい安全性と有効性をフェーズ3臨床試験において示しました。

 本研究の目的は、UKのコミュニティにおいて、これらワクチンの安全性と有効性を調査することです。

 本観察研究では、ワクチン接種から8日間以内のCOVID症状研究アプリを使用している、BNT162b21回(282,104人)もしくは2回接種(282,104人中28,207人)した個人か、ChAdOx1 nCoV-191回接種(345,280人)した個人の自己申告のワクチン接種から8日間以内の全身性副作用と局所的副作用の割合と可能性を調査することを目的としています。

 また、ワクチンを接種した後にPCR検査/ラテラルフロー検査をした個人のサブセットの感染率と、ワクチン接種をしていない人々の感染率を比較しました。

 その結果、今回の治験の両ワクチンの全身性副作用と局所的副作用の割合は、フェーズ3臨床試験よりも低い頻度でした。

 また、両ワクチンは、SARS-CoV-2の感染リスクを、接種から12日後に減少させました。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクをご参照ください。